「抜かずに」治す精密歯周病治療に挑み続けて30年 当院の歯周病治療
目次
Oral Revive プログラム
「Oral Revive プログラム」とは、他院で抜歯宣告された重度歯周病の方でも可能な限り抜かずに治療することを目的として当院が考案した、現代歯科医療における最高峰のオールインワン治療プログラムです。精度の高い治療による健康的な口内環境作りはもちろん、その維持までしっかりとサポートを行うことで、より良好な生活レベルの獲得を実現します。
従来の歯周病治療の課題
- ・歯周病菌を完全に除去することが不可能。
- ・抗生物質などを使用しても徐々に抗体ができてしまう。
- ・治癒が遅く、その間に細菌が再発
- ・痛みや不快感が伴い、患者様の通院の足が遠のく
Oral Revive プログラム
歯周病完治を目的とし、健康的な口内の環境を作り、その維持までをオールインワンで提供
1 精密歯周病検査
正確な診断を行うためにCT3機種完備
当院ではより正確な診断をするためにCT3機種を完備しています。レントゲンでは2次元の平面からの情報のみになってしまいますが、CTによって見えない部分まで立体的に情報を得ることができるからです。より安全で確実な歯周病治療には必要不可欠な機器の1つです。
困難とされてきた歯周病菌の菌種、比率を診断
Oral Revive プログラムでは再発防止にこだわっています。予知性を高めた治療、予防をするために、患者様の歯周病の状態を的確に検査・診断をし、口腔内の将来がどのようになるかを予測し、最適な治療計画をご提案させていただきます。
口腔内の数百種類の細菌を歯周病への関連が高い順に分類すると右の図のようなピラミッド状の模式図ができます。
歯周病を治療する上で重要な菌は5菌種と言われており、その中でもRed Complexと呼ばれるピラミッドの頂点部分の3菌種が重度の歯周病に影響があるといわれています。
- ・Porphynomonas.gingivalis
- ・Treponema.denticola
- ・Tannerella.forsythensis
歯周ポケット精密診断
歯周ポケットの深さによって歯周病の進行具合がわかります。各歯の周囲6ヶ所の深さを測定し、その際に歯肉出血、歯の動揺度、プラーク付着度を同時に入念に診断し、口腔内の状態を正確に把握します。
2 レーザー治療/PDT療法
歯周病レーザー治療
エルビウムヤグレーザー(Er:YAG laser)
炭酸ガスレーザー(cabon ioxide laser)
半導体レーザー(diode laser)
重度歯周病の方の歯周ポケットは6mm以上と深く、複雑な構造をしているため、現在一般歯科で行われている治療法では歯周ポケット内の細菌を無毒化することは現実的に不可能です。しかし、レーザー治療であればレーザーの光と熱が複雑な形態の歯周ポケット内にも到達することで、細菌の死滅を図り、内毒素を無毒化できます。また、レーザーの光によって細胞が活性化されるため、治癒を促進し、歯根との再付着を促すことができます。
通常よりも歯周病菌を減少させ、歯周組織の再生を促して治癒を早めるのみならず、
レーザー治療では歯茎が下がりにくくなるため、審美的にも良好になることが期待できます。
PDT療法(光線力学療法)
メチレンブルーを主成分としたバイオジェルがレーザー照射をすると化学反応を起こします。染色液の周りにある酸素分子が、歯周病の原因であるグラム陰性菌の細胞壁に対して毒性のある遊離基に変換されてグラム陰性菌を破壊していきます。この治療は薬品などを使わないため、副作用の心配が少なく、歯一本に対して約60秒という短時間の治療が可能です。
PDT療法による抗生物質のリスク回避
従来の歯周病治療では抗生物質を使用した治療法が多くありました。しかし、効果はあっても抗生物質は使用するうちに抗体ができてしまい、徐々に有効性が減少してしまうという問題がありました。PDT療法は抗生物質を用いず歯周病菌を死滅させるため、高い効果の持続に期待することができます。また、抗生物質を用いないため、薬を服用できない方でも治療を受けることが可能です。
3 歯周組織再生
機能性とともに審美性も回復
歯周病の症状の一つに歯茎が下がり歯が長く見えるという症状があります。しかし、従来の歯周病治療では歯周病を治すことができても、歯が長く見えたままとなってしまっていました。
当院では機能性のみではなく審美性の回復も患者様の症状に合わせてご提案いたします。
GTR法
ポリテトラフルオロエチレンから作られたメンブレンという素材を設置すると、メンブレンの下から新しい歯周組織が再生します。GTR法とは歯の支持構造をできる限り元の組織と同じ状態に戻す方法です。
GEM 21S
GEM21Sは、歯周病によって失われた骨を再生させる再生療法です。PDGFという細胞の成長促進因子とβ-TPCという基質から構成されております。
再生医療の原理を用いて開発された方法で、一つの反応から次々と連鎖反応が分子レベルで起きることを誘発することで創傷治癒を刺激するように設計されています。その結果として、骨、歯周組織の再生を促進しています。
エムドゲイン
エムドゲインはGTR法と同じく歯周組織を再生させる方法です。子供のころに歯が生えてくるときに重要な働きをするエナメルマトリックスたん白質でできており、歯の発生過程に似た環境を再現することで、初めて歯が生えた時と同じような強固な付着機能を持つ歯周組織の再生を促し、健康的な状態を取り戻します。
4 メンテナンス
再発防止のために口腔環境の維持
歯周病の怖いところは容易に再発してしまう点にあります。治療が終了して約3ヵ月で元々の細菌数の30%が口内に戻ってくることが証明されています。
また、毎日こまめに歯磨きをしても、お口の中を無菌状態にするのは不可能です。そのリスクを回避するために、定期的にメンテナンスを行い、歯の健康を維持していくことが非常に大切です。
ウケデンタルオフィスドクターによる歯周病治療コラム
ウケデンタルオフィス
総院長 兼 神谷町本院 院長
宇毛 玲(うけ あきら)
当院では、自由診療(自費診療)のみに限定し、精密な検査、十分なご説明、そして幅広い治療法を行うことにより、最善の治療を提供できる環境を整えております。もちろん、技術力の研鑽にも力を注いでいます。
一時的に治すだけの歯科治療では満足できない方、一生モノの健康な歯を手に入れたい方、症状が重度で治療を断られてしまった方、ぜひウケデンタルオフィスへご相談ください。
経歴
1993年 明海大学歯学部 卒業
1994年 山の手歯科医院 院長
2000年 東京八重洲クリニック 院長
2005年 ウケデンタルオフィス 開院
所属学科
日本臨床歯科学会認定医
東京SJCD会員
SJCDベーシックコースインストラクター
日本臨床歯周病学会会員
ロカワンクラブメンバー(2024年)